【ご注意】パソコン NAS サーバー等が通電中に停電となった場合や転倒・落下した場合
この度の地震と停電で被害に遭われた皆さまに対し、謹んでお見舞いを申し上げます。
通電中に停電となった場合や、転倒・落下した場合のご注意
データ復旧事業者の視点から、パソコン・NAS・サーバ等のデジタル機器の転倒・落下や停電時のご注意点や対処方法について記します。何れにしましても、データの損失が確認された場合やその可能性がある場合は、まずは信頼できるデータ復旧専門業者に相談または診断を依頼されることをお勧めいたします。
◆地震による転倒・落下の場合◆
ご注意! 強い衝撃を受けたパソコンやNAS・サーバ等は、通電することによってデータが保存されているハードディスク内部の状態を悪化させてしまいます。
通電すると、データの読み書きを行うパーツ(磁気ヘッド)が外れたり変形していた場合、データを記憶するプラッタという部分にキズが入り、データが読み書き出来なくなるばかりか、その後のデータの復旧も非常に困難となります。
◆水分や液体がかかってしまった場合◆
内部で電子回路がショートした状態となるため通電すると故障してしまいます。また、ドライヤー等で時間をかけて乾燥させようとしても、内部の基板の状態はほとんど変らないのでそれで直ることはありません。尚、時間が経過すると基板や精密部品の腐食が始まりますので、迅速な対処が必要となります。
◆急な停電による、パソコン・NAS・サーバ等の故障の注意点と対処方法◆
正常に起動しない場合、ハードディスクドライブ(以下HDD)に以下の障害が考えられます。
1. PCB(プリント回路基板)障害
現象: HDDのモーターが回らない
理由: 通電時の過電流による基板の故障
対応方法: 正しい知識と技術があるデータ復旧専門業者でしかデータの復旧はできない。
2. 磁気ヘッド吸着
現象: HDDのモーターが回らない
理由: モーターの回転が急に停止したことで、磁気ヘッドが待機位置へ戻れず、磁気ヘッドとプラッタが吸着してしまうことで起こる。
対応方法: クリーンルーム(または、クリーンベンチ)と専用ツールを本当に完備し、HDD物理障害に関して正しい知識と技術がある本物のデータ復旧専門業者でなければデータの復旧はできない。
3. 磁気ヘッド(アーム)脱落
現象: 通電すると異音が発生する
理由: 磁気ヘッドが正規の待機位置へ戻れず、外れたり引っ掛かったりしていることで起こる。
対応方法: クリーンルーム(または、クリーンベンチ)と専用ツールを本当に完備し、HDD物理障害に関して正しい知識と技術がある本物のデータ復旧専門業者でなければデータの復旧はできない。
注意!何度も電源を入れ直したり、長く通電するとプラッタへのダメージが発生し、データ復旧が困難になる場合があります。
なお、サーバ・NASなどについては、不具合の症状に応じた適切な対処をしなければ、最悪RAIDシステム崩壊を招きデータの一部または全てのデータの復旧が不可能となる可能性もありますので、確かな技術と本当の実績があるデータ復旧の専門業者に相談されることをお奨めします。
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