今年初の「データ復旧不可」案件..
2021年が明けて早くも1ヶ月が過ぎました。今年も毎日コンスタントにご依頼をいただき、ほぼ全ての案件が順調に完了しておりますが、床に落下して激しく損傷した重度物理障害の USB外付けハードディスク 3TB が、ここ数日間何度もやり直しをして努力を重ねた甲斐なく、最終的に大変残念なことに「データ復旧不可能」となりました。
ご家族の思い出のお写真や映像などが多数保存されているハードディスク・・との事でしたが、お取次業者さんを経由してお預りしましたが、もともとカチカチ異音がする症状で一切通電をしてはならない状態であったのですが、弊社でお預かりして診断した際には、既にケースを開けていろいろと動かしたり手を加えられた形跡があり、自社クリーンルーム内でハードディスクを開封した直後の状態が写真の通りで、ディスク盤の外周が「傷だらけ」となっており、既に手遅れ・・・の状態でした。。
上の各写真の外周の激しいキズの状態を、下の写真のようにきれいな状態まで「極めて精度の高い」、おそらく世界オンリーワンの独自クリーニング技術で状態を改善させました。
しかしながら、今回は致命的な激しいキズが最終的に何箇所か存在し、大変残念ながら「復旧不可能」という結果となりました。
尚、このようなケースでは「完全成功報酬制」により『料金は無償』となり、費用の御請求はございません。
【参考】各社が公表している「データ復旧率」は前提条件が違うため単純比較はできませんが、業界の一般的な見解としては「復旧率(成功率)は平均7〜8割程度で、9割以上はありえない・・」とのことですが、弊社の復旧率(成功率)の各月の平均値は約98%で、単月では成功率100%(1ヶ月全案件を全て復旧成功)の月も過去に何度かありましたが、この数字を言ってもなかなか信じてもらえないので正確な数値はあえてインターネット上に公表しておりません。
なぜこの様に「圧倒的に違う結果」を出せているかと言いますと、データ復旧率を向上させるために日々様々な改良改善方法を考え、試行錯誤を繰り返し、そしてそれを実践し、けっして大袈裟な営業トークではなく本当の「復旧結果」にこだわり、長い年月に渡る努力を続け、技術の向上を重ねてきたからであります。